ワクチンと病気について
ワクチン情報
髄膜炎菌ワクチン
- 2024-06-30
髄膜炎菌ワクチンについて
商品名:国内承認済みワクチン:メンクアッドフィ®
輸入:Menveo®、Bexsero®、Trumenba®
輸入:Menveo®、Bexsero®、Trumenba®
予防できる病気 | 髄膜炎菌(A/C/Y/W-135、B)感染症 |
ワクチンの種類 | 不活化ワクチン <国内承認済みワクチン> メンクアッドフィ®(2歳以上が対象) 効果:髄膜炎血清型A、C、Y及びW-135 <輸入ワクチン> Bexsero®、Trumenba®(10-25歳が対象) 効果:髄膜炎血清型B型 Menveo® (2歳以上が対象) 効果:髄膜炎血清型A、C、Y及びW-135 |
定期/任意/保険適用 | 任意接種(国産・輸入) 以下の場合には保険が適用されます。 ・エクリズマブ(遺伝子組換え)、ラブリズマブ(遺伝子組換え)、スチムリマブ(遺伝子組換え)、ペグセタコプラン、ジルコプランナトリウム、ダニコパン又はクロバリマブ(遺伝子組換え)投与患者 |
接種回数 | メンクアッドフィ®、Menveo®:1回 Bexsero®:2回 Trumenba®:3回 |
接種量 | 0.5ml |
接種間隔 | Bexsero®: 1か月以上の間隔をあけて2回 Trumenba®:1-2か月の間隔をあけて2回目、初回接種から6か月あけて3回目 |
費用※ | 1回約19,000円-25,000円(施設により異なる) |
※費用については国産ワクチンについての参考価格です。輸入ワクチンについては各医療機関へ問い合わせて下さい。
ワクチンの効果
効果はおよそ80-95%です。接種から5年経つと効果は失われるため、5年ごとに接種が必要です。
どんな人にお勧め?
①髄膜炎流行地域へ渡航するひと
②学校の寮などで集団生活を送るひと、送る予定のひと
③大勢の人の集まるところに行く予定のひと(ユースのキャンプ、コンサート、スポーツ観戦など)
④HIV、無脾症、補体機能不全などハイリスクな状態の患者さん
②学校の寮などで集団生活を送るひと、送る予定のひと
③大勢の人の集まるところに行く予定のひと(ユースのキャンプ、コンサート、スポーツ観戦など)
④HIV、無脾症、補体機能不全などハイリスクな状態の患者さん
接種スケジュール作成のポイント
メンクアッドフィ®は上記①〜③に該当する方について、2歳以上なら1回接種で4〜5年は免疫が保たれるとされますが、④の方は8週以上の間隔で2回接種が勧められています。①〜④いずれも、5年後にもリスク要因が続く場合は追加接種が必要です。原則として2歳未満の方には接種しませんが、上記①〜④に該当する場合は医師にご相談ください。
従来使用されていたメナクトラ®は2024年3月31日で販売終了となりました。メンクアッドフィ®はメナクトラ®の後継品と位置付けられています。メナクトラ®では有効成分が4μgだったものが10μgへと増量し、結合タンパクがジフテリアトキソイドから破傷風トキソイドへと変更され、高い予防効果が証明されています。また、メンクアッドフィ®は高齢者への接種データもあるため、幅広い年齢の方へ使いやすくなりました。
従来使用されていたメナクトラ®は2024年3月31日で販売終了となりました。メンクアッドフィ®はメナクトラ®の後継品と位置付けられています。メナクトラ®では有効成分が4μgだったものが10μgへと増量し、結合タンパクがジフテリアトキソイドから破傷風トキソイドへと変更され、高い予防効果が証明されています。また、メンクアッドフィ®は高齢者への接種データもあるため、幅広い年齢の方へ使いやすくなりました。
ワクチンの副反応
ワクチン接種による一般的な副反応以外に、髄膜炎菌ワクチンに特異的な副反応報告はありません。
ワクチンの禁忌と注意点
メンクアッドフィ®の場合、破傷風トキソイドに対して強いアレルギー症状(アナフィラキシーなど)を起こしたことがある場合。
妊婦、授乳中の接種に関する有効性および安全性は確立されていません。有益性が上回る場合に接種します。
ギラン・バレー症候群の既往がある人はメンクアッドフィ®は接種要注意者です。
妊婦、授乳中の接種に関する有効性および安全性は確立されていません。有益性が上回る場合に接種します。
ギラン・バレー症候群の既往がある人はメンクアッドフィ®は接種要注意者です。
参考サイト
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