ワクチンの筋肉注射（筋注）

成人にワクチンの筋肉注射をする場合の接種方法をご説明します。

１．接種部位は、上腕三角筋
　　　接種位置の目印：
　　　　　　肩峰から降ろした垂線と
　　　　　　　　　　前後の腋窩線の頂点（わきの下）を結ぶ線が交わる点
　　　　　または
　　　　　　肩峰から2～3横指下

２．注射針の長さは、25㎜（痩せて皮下脂肪が薄い人は16～19㎜も可）
　　サイズは23～25G

３．針は根元まで刺します。
　　刺す角度は、皮膚に90度（垂直）に刺入します。

４．接種後は、軽く圧迫します。

１．針を刺した後に逆流の確認（内筒を引く）は必要ありません。
　（三角筋中央部に太い血管はありません）

２．接種後に接種部位はもまないでください。

３．三角筋をつまみ上げないでください。
　（皮下組織をつまみ上げると皮下注になる恐れがあります）

４．グローブは着用しなくても良いです。
　（使用する場合は被接種者1人につき1回交換）

新型コロナワクチン　
成人肺炎球菌（23価肺炎球菌）ワクチン
帯状疱疹ワクチン（シングリックス®）
HPVワクチン
髄膜炎菌ワクチン（メナクトラ®）
狂犬病ワクチン（ラビピュール®）　など

A型肝炎
B型肝炎
破傷風トキソイド　　　など